基地モデルとは

時代に求められた高性能DIY住宅

DIYが盛んになってきた現在、実は世の中の55%の方がDIYに興味があると言われています。そんなDIY好きな方の中には自分たちで家を建ててしまう人も存在します。しかしながらDIYをやってみたという方のほとんどが、「でもどうやればよいのか分からない」ために実際は興味があるけど、なかなかできないという気持ちになっているのです。

我々LTUグループは明治43年以降、皆様に快適で安全、健康に過ごせる住宅創りのお手伝いをしてきました。だからこそ、DIY住宅だからといって、全く妥協はしません。耐震等級はもちろん3等級、断熱性能もゼロエネルギーハウス基準でありながら、全く建築の経験がない一般の方が完成させることができる。そんな困難なミッションを見事完了し完成したのが、「基地モデル」です。

"kicsi"はハンガリー語で「小さい」という意味。modelはプラモデルのように未経験者が組み立てられるということです。ロゴマークにあるように、基地から皆様の大きな夢を乗せて飛び立つ、そんな高性能住宅です。

社会問題を解決するプロジェクト

実はこの10年間で全国の大工さんの人数は半分以下になっています。しかしながら住宅の建築着工件数は15%程度しか減少していません。さらに若い入職者が極めて少ないために、高齢化が進んでおり、現在働いている大工さんのなんと40%以上が60歳代以上になってしまています。

若い入職者も離職することが多く、その原因のひとつが実際に建築できるようになるまでに10年程度の経験が必要であるという点です。また現場加工、現場施工があたりまえの建築業界においては、個人のスキルに家づくりの精度が左右される要素が極めて多く、品質も安定しません。

さらには、現場監督も不足しており、一般的な住宅において現場監督がしっかり管理できていない物件も散見されます。

このような課題を全て解決したのが基地モデルです。施主がジブンで監督して、ジブンでつくる、それを可能にしたことで、職人不足、高齢化、現場監督不足という社会問題を解決することができたのです。

さらには、基地モデルを建築することで極めて短時間で技術を習得することができるため、職人や現場監督を副業で行うことが可能になりました。実際に基地モデルの4棟目を建築したのは飲食店や小売店で普通に働いている人たちでした。昼間の空いている時間を活用して収入も得ることができる、だからといってプロの大工さんに比べて半分程度の日当なので施主も安く済む。こういった3方良しの状況を創ることができたのです。我々はこのような副業の施工者をモデラ―と呼んで育成しております。

ちなみに、モデラ―の皆さんは確かに日当は大工さんの半額程度ですが、プロの大工さんと異なり、工具や消耗品などが全て支給されるため、手取りで考えるとプロの大工さん並みにもらうことができます。これはモデラ―の皆さんが工具類を共用で使用し、それを販売店が管理することによって賄うことができているのですね。

みなさんも一度基地モデルを建築してみれば、モデラ―に登録することができます、ぜひ他の方の建築をお手伝いして収入も得てみませんか?

地域の販売店とモデラ―がお手伝い

家づくりが地域産業である理由は、現場が工場だからです。現場で加工して現場で組み立てるというのが基本だからです。

しかしながら基地モデルでは、高度なプレカット技術を持った販売店のみを厳選して資材の加工をほぼプレカットで行い、みなさんの家づくりを強力にサポートします。

また、一人でできるか不安、途中であきらめてしまったらどうしよう、もしくは最初から自分でやるつもりはないという方もご安心ください。お近くのモデラ―がしっかりとお手伝いさせていただきます。

よくあるご質問

DIYで高性能住宅を建築することなんてできるのだろうか?そんなよくある質問をまとめました。

クレーンは必要ですか?

クレーンは不要です。建て方時にユニック車が必要になりますが、地域の販売店が資材を配送すると同時にお手伝いさせていただきますので、安心です。

価格はいくらですか?

基礎、配管、電気工事、施工支援、設計費用、各種申請費用を除いて400万円(税別)程度になります。一般的な住宅で言うと、現場管理費や施工費がかからないので、最大で50%程度割安になります。
詳しくはこのサイトで簡易見積もりをお試しください。

必要な工具は何ですか?

インパクトドライバーや、くぎ打ち機、金づちやシャベルなどが必要になります。ほとんどの資材をプレカットして搬入しますので、基本的に切断用の工具は不要です。

工具は全て購入しなければならないのでしょうか?

お近くの販売店でレンタルしておりますので、全てご購入される必要はありません。特にくぎ打ち機やレーザーレベルなどは高価な工具ですので、レンタルをお勧めしております。

基地モデルは離れや小屋のイメージですか?

基地モデルは極めて快適な高性能住宅ですので、日本の多くの住宅より快適です。電気や設備もすべて設置することが可能ですので、十分居住できます。離れのつもりで作ったら母屋になるかもしれませんね。

どの程度の広さですか?

1階部分が26.5㎡(約8坪)、ロフトが5㎡(約1.5坪)、合計で31.5㎡程度です。(図面によって多少の差異があります)

1人暮らし用ですか?

1人暮らしを想定して建築していますが、2人でお住まいの方も何名もいらっしゃいます。

住宅用ですか?

住宅として設計していますが、内部の作りこみ次第で、事務所にも店舗にもすることができます。鍼灸整骨院の事例もあります。

基本セットにはどのような設備が含まれていますか?

基本セットには、キッチン、IHクッキングヒーター、トイレ、洗面化粧台、ユニットバス、エコキュート(370Lタイプ)、換気設備等が含まれております。照明器具、エアコンは含まれておりませんのでご注意ください。詳しくは簡易見積でご確認ください。