生コンは叩く

初めて生コンを触るとどのように取り扱えばよいのかわかりません。特に初心者が生コンを打設すると、表面に砂利が露出してボロボロの状態で固まってしまいます。

表面の仕上げがうまくいっていないコンクリートの表面。このようになると完成後の見た目があまりよくありません。

さらにひどい状態です。特に夏場は硬化が早いので、知識がないとこのような状態になってしまいます。ここまでくると、捨てコンでも墨打ちがとても難しくなります。

ではどのようにすれば、よいのでしょうか?
それは、木͡コテでひたすら表面を叩くことです。一見乾燥しかけているように見えても、打設して30分程度であれば、表面を良く叩くことでツルっとした表面を創ることができます。

コンクリートは、砂利、砂、セメント及び水から構成されています。なぜ叩くと表面がツルっとするかというと、それは生コンクリートを叩くことによって、砂利が沈み、砂とモルタル(セメントと水が混ざったもの)が表面に浮いてくるからです。こうすることによって、表面を木コテ、30分から1時間経過後には金コテで均していくことができます。

ただし、叩きすぎには注意してください。あまりに叩きすぎると水分が上に浮いてきてしまいビチャビチャになってしまいます。こうなると完成が美しくないばかりか、コンクリートの強度にも影響がでますので気をつけましょう。

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